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マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち | 京都国際マンガミュージアム

マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち | 京都国際マンガミュージアム

マンガミュージアムで開催中のBD展。いやぁ見応えがあった。5人の作風が「モノクロペン&インク」「ペン&彩色」「フルデジタル」と様々で、作品もすばらしいが、それぞれにあわせた展示の工夫が面白い。
モノクロのマルク=アントワーヌ・マチュー氏の作品は原画と、デジタルでグレー処理をした出力を並べ、ニコラ・ド・クレシー氏は修正ひとつない美しい原画を存分に。荒木飛呂彦氏の原画は日本の作家らしくものすごいキリバリにトーン、重厚なデジタルコラージュな作風のエリック・リベルジュ氏はネームとデジタル出力を並べる。一番インパクトがあったのが(おそらく普通の人には一番地味だが)ベルナール・イスレール氏の展示で、フルデジタル、ペンタブレットでデッサンされていく様子のリアルタイムキャプチャ映像と、レイヤーが重ねられていく様子の映像。キャプチャ映像かぁ!たしかにこれは原画であり、記録映像以上のデジタルでしかできない追体験(作者が描いている時に見ていたものがそのまま、展示されている)。お絵かき掲示板ではあたりまえのことだけど、美術館で見るという発想はなかった。やられた。

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